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前回までのあらすじ
「私を見つけてください」しがない探偵事務所に奇妙な依頼が来た…
しがない探偵事務所を運営している桜田紋次郎…事件やらなにやらにあこがれて始めた探偵だが、浮気と不倫と猫探しの依頼ばかり…
そのせいで人を探すのばかり得意になり、お目当ての難事件なんてとんと出会いがなかった
そんな毎日暇と退屈を往復していると珍しく事務所のインターフォンが鳴った
入口に立っていたのは白のレインコートを着た背の高い女
応接室に通すとソファーに深々と座り、俺が客用に出したコーヒーにゆっくり口をつけた後話し始めた…
「私を探してください」
意味が分からない
桜「どういう意味ですか？」
女「この間、駅で私を見かけたんです」
女は話し始めた…